昨日3月10日に鎌倉八幡宮の大銀杏が倒れてしまったニュースがありましたが、いやはやびっくりに残念ですね。
推定で1000年ほどの樹齢だったというから相当なもんで、倒れたときに根本のほうには空洞があったと記事にもあり、写真でもその様子がわかりますが、木は年を経るにつれて、中心部から死んでいくのが普通で、大体の大きく古い木はよく空洞に入れるようになっているのにもかかわらず、元気に葉をつけたり、綺麗な花が咲いたりしています。
これは、側面の樹皮側が新しく外へ外へと成長しているためで、厚さは10~30センチほどの厚さで空洞部分を保っていることが多いと思います。
ただし、上のほうはちゃんと中心まで詰まっていますが、下のほうはだんだんと空洞化が進行して行き、最後には大銀杏のように根の部分がだんだん弱っていき、今回のような長雨のために根腐りが進行して、大風が吹くと倒れてしまう、といったことが起こってしまいます。

倒れている写真を見ると、左側の根が途中からばっさり切断しているようで、階段の下にあった根が相当ダメージを受けていたようで、このためにバランスが取れなくなって倒れたように思います。
階段と大銀杏のところにあった赤い木の柵が浮き上がっていますが、しかも板が一枚完全に外れ、ほか3枚が下部破損。
ということは、一旦後ろ側に傾いた後、階段側に傾きつつ、突然階段側の根が切断、そしてバランスを失い右側に傾きつつ、倒れるときに少し左側に回りながら倒れた、といったところでしょうか。

去年の紅葉の時期に、いつも寄りも葉が少ないという話を聞きましたが、去年の秋頃からすでに根本のほうが弱くなっていたのかもしれませんね。

こうなると公暁の亡霊さんは、ここで隠れることが出来なくなってしまい、実朝の亡霊さんは、うまく逃げられそうですね。

新聞の記事によれば「植え直しも含めて今後の対応を検討する」とありますので、もとのように植えなおされるのかもしれませんが、根廻を考えないと、またすぐに今回のような天気が続けば、倒れることになりますので、できれば根廻にはコンクリートなどで囲まず、できるだけ根が自然に伸びやすくなるようにし、前面をなるべく平地にすることが必要ではないかと思います。

とにかく復活できるようだった、復活させてほしいですね。
なんたって鎌倉八幡宮のシンボルであり、歴史の生き証人でもあるわけですからね。

鎌倉の顔の復活を祈ります。

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